スイスVSトーゴ

結構面白い試合でした。トーゴはなかなかいいチームですね。
しっかり中盤でパスを使いながらも、アデバヨールの高さとカデル・トゥーレの速さ
を生かしてフィニッシュまで持っていく形がある。でもフィニッシュが甘いかな。
一方のスイスがバランス取れてていいチームなのは言わずもがなです。
チェコの次にヨーロッパで自分が好きなのはこのスイスですね。
CBの2人は堅いし、SBはスピードもあってクロスの精度も高い。
中盤はフォーゲルやヴィッキーといった縁の下の力持ち系がしっかり支え、
右からバルネッタが崩して決定力のあるフレイが決める、と。
しかし今日はバルネッタの動きが目立ちました。1ゴール、1アシスト。やはりいい選手です。
若干21で今やレヴァークーゼンの中軸ですからね。その他にもスイスの若手は、
センデロスフォンランテン*1ベーラミ*2と20そこそこの若手が豊富。*3
自国開催の2年後のユーロを見据えたチーム作りにしっかり成功しています。
次戦は韓国ですが、韓国だったらやはりスイスに分がある感じです。
スイスは得失点で上回ってるので引き分けでもOKですし。
あと、スイスは後半からハカン・ヤキンが出てきました。
相変わらずの左足のパス・シュート、そしてボールキープとタメは見せてくれましたが、
こちらも相変わらず運動量が少ない…。今のスイスチームでは頭からは無理そう。
途中出場でリズムを代えるにはいい選手かもしれません。


試合を見てませんが、ダイジェストで見たフランスVS韓国についても一言。
ヴィエラのゴールは入ってるんじゃないかという話はさておき、
決めるべきとき、特に前半に決められなかったフランスが悪いんだよね。
トーゴは2敗で気落ちしてると思うので、フランスが勝つことは問題ないとは思いますが、
このままだと、どこのチームが上がってきてもトーナメントの1回戦で負けちゃうね。
それくらいチーム状態は悪い。まあここは選手選考の時点でアレなんで。
一方の韓国は、正直隣国としてみるとうらやましい。まず監督が普通(笑)。
オランダ代表監督時は「アホドカート」とか言って馬鹿にしてましたが、経験はあるもんね。
チームが劣勢の中で正しい用兵をして、しっかり結果を出しています。
ただ2002年未経験組の若手が育ってない印象。
イ・ホはまだまだだし、キム・ジンギュは先発はずされちゃったしね。
結果を出したのはアン・ジョンファンとかパク・チソンとかイ・チョンスとかの2002年組でした。
とはいえ先発で2人も使ってるし、パク・チュヨンとかもいるので、
若手がメンバーにほとんどいない隣国の島国よりはだいぶましだと思うのですが。
あ〜、なんか悔しいね(苦笑)

*1:今大会は怪我で欠場

*2:メンバーだけど怪我

*3:2002年U-17ヨーロッパ選手権の優勝メンバーです