チェコVSアメリカ

自分は一応普通の日本人なので、昨日の12時過ぎは結構へこんでたわけですよ。
ただ自分はチェコ代表のサッカーが好きなんですね。前線にコラーというビックタワーが
いるにもかかわらず、ロングボールに頼らずショートパスを繋ぐところ、
ネドベドを筆頭に攻守にみなサボらず走り回るところなどが好感が持てまして。
卑近な話ではウイニングイレブンナショナルチームを使うときは大体チェコですし。
というわけで今日のこの試合は楽しみにして、起きて見たんですよ。
そうしたら、日本戦のあとのほんとにいいお口直しになりまして。


コラーのヘッドでの先制に、ロシツキーのスーパーミドルとドリブルからのループで
3−0での勝利だったのですが、そこに至るまでの過程が本当にすばらしい。
コラーのヘッドはオーバーラップした右SBのグリゲラのアシストだったのですが、
それを引き出すまでのためからのパスの繋ぎ、そしてコラーのゴール前への入り方。
ロシツキーのドリブルシュートなんかその手前でのネドベドとのパス交換とか、
キーパーの動きをよく見た浮かせたループとか、もう鳥肌もの。
もちろんあのスーパーミドルも。ほんとにロシツキーはうまいよね。
チェコブルックナー監督が「ロシツキーを獲得したアーセナルにおめでとうと言いたい」
とコメントしたけど、本当にその通り。プレミアでどれだけできるか来季が楽しみです。


そんなチェコもアクシデントがあったわけで、コラーが負傷(肉離れみたい)で途中交代。
結構重症のようで、次戦はまず無理だそうです。代わりは後半出場したロクベンツ。
高さは引けをとらないけど、コラーに比べると足技で劣るのでそこが難点かな。
バロシュも負傷中のようだし、FWの枚数は少なくなっているのは厳しいか。


とにかくチェコは選手相互の距離感がすばらしく、常にトライアングルができている。
自分もサッカーやるときによく「顔を出してパスコースを作れ」と言われるけど、
それを高いレベルでこなすとこういう風になるんだなあと思った次第。
解説をしていたフロンターレの関塚監督が、「勉強になりました」と言うくらいの
チェコの素晴らしさでした。とにかくチームとしての完成度が高いです。
あとブルックナーってなんかオシムとかぶるのよね。
歳もそうだし、選手への接し方も出来上がったチームの形もね。だから自分好きなのかも。