Jリーグ第6節 FC東京VS浦和レッズ＠味の素スタジアム

一応、だいぶ遅くなりましたが、マッチレポをあげます。

開幕戦から好調で2位につける、FC東京。とは言っても前節敗退し、勢いにかげりが見られる。
ホームの試合なので、きちんと勝って連敗は避けたいところ。
一方、開幕からいまだ勝ち星のないレッズ。エースエメルソンの不調や、
外国勢DFラインの怪我等での離脱等が響き、いまいち調子に乗れない。
今日こそは初勝利をと意気込むものの、苦手味スタでのFC戦に私も少し不安がよぎる。
メンバーはFC東京は、レギュラーでは茂庭、加地、宮沢が怪我で欠場。
DFラインでは代役となれそうな藤山や藤田も怪我で欠場ということで、
CBには増嶋、右SBには前田が入る。宮沢不在の中盤は、浅利を底に置き、今野を一枚上げる布陣。
前線から積極的にプレスをかけていこうとの意図があったとのこと。
その他はおなじみのメンバー。リザーブには梶山、鈴木規夫、近藤祐介あたりが。
けが人が多くて迫力に欠ける印象。
一方のレッズもアルパイは(自主)出場停止、トゥーリオとネネが怪我で欠場で、
内舘、堀之内、坪井の3バック(と試合前は思ってました)、その他はいつものメンバー。
リザーブは酒井、平川、岡野、梅田とDFいないじゃん。まあ攻めるしかないということかな。

試合が始まって少し経って、驚いた。
レッズは右に山田、左にウッチー、堀之内と坪井のCBという4バックだった。
そして中盤はアレックスと永井が両サイド大きく開く、いわゆる4−4−2。
FCの3トップ対策ということなのだろう。ウッチーの左SBって久しぶりに見た気がする。
最初はFC東京がチャンスをつかむ、石川のパスに抜け出した今野のシュートは
ポストにあたってゴール前にこぼれるが、ゴールライン寸前で坪井のクリア。
その後も石川のFKなど惜しいシーンがいくつか見られるものの、決定機には至らず。
一方レッズはエメルソンの突破から何度かFKを得る。キッカーはアレ。
1本目は壁にあたって、「何やそれ」状態だったが、2本目はバーを直撃する惜しいもの。
そんな感じで前半は一進一退。東京自慢の3トップはなかなか浦和の4バックを突破できず、
宮沢不在のせいか中盤から大きな展開とかがなく攻めが単調。
一方の浦和もエメルソンにはしっかり増嶋がついて、中盤には浅利や今野がしっかり
マークに行くという状態で、点が入る気がしないまま前半終了。

後半になってもメンバー交代はなかったが、後半開始すぐの48分試合が動く。
右サイドに流れた長谷部のマイナス気味のパスに、エメルソンが一度消えて
マークを外す動きを見せてフリーになって右足でシュート。
これが見事に決まり浦和先制。待望の先制点ならびにエメゴールでした。
これを見てFCは浅利に変えて梶山投入。今野を元の位置に戻し、攻撃的になる。
一方レッズはアレックスが負傷退場(敬称のようで何よりですが)。平川が入る。
これでかえってレッズは守備からのカウンターの意識が高まり、なかなかペースをつかめない
FCは、いまいち精彩を欠いていた石川に代え鈴木規夫投入。
入ってすぐ「ノリカルFK」を見せるもそれは決まらず。
そんな中レッズの左サイドのコーナーキックで、エメルソンの蹴ったボールは、
なぜかゴール前フリーでいた堀之内の頭にドンピシャリ。これが決まって2−0とリード広げる。
当然FCは前がかりになり、戸田に代えて近藤を投入したりするものの、
前がかりになったところでレッズのカウンターの餌食となり、
エメルソン、永井、達也、と次々とゴールに襲い掛かる。
なんとかしのぐが防戦一方で、結局そのまま試合終了。
レッズはめでたく今シーズンリーグ戦初勝利。一方のFCはホームで痛い星を落としました。

おとといも欠きましたが、レッズの4バックという「奇襲」が成功した形です。
あとはDFラインに欠場者が相次いだFC東京はさすがにきつかったかな、と。
レッズ的には苦手の味スタFC戦で勝ち点3は取れたし、エメルソンはゴール決めるし、
今シーズン初の無失点で終われるしといいことづくめ。
何より堀之内の追加点が、敵将の言葉を借りれば「いい時間帯に取れましたねえ」というところ。
あのまま1点差だったら分からなかったからね。
とりあえず1勝できてほっとしてますが、まだまだこれから。
次節レッズは「聖地」駒場でセレッソを迎え撃ちます。
セレッソもDFラインにけが人が相次いでますが、その攻撃力は健在。
打ち合いになるかもねえ。という化、ともかく今度はホーム初勝利を期待します。