私も思ひ出

fuori-classe.comの雑談スレによく書き込みをしてて、今では自前のblogをはじめてる
ラツィオファン高校生のジョロヴィッチ君の上記エントリーを見て思い出した。
私はこのシーズンオリンピコラツィオの試合観戦したっけ、って。


友人2人と3人で卒業旅行でイタリアを旅行した際、そのうちの一人は熱烈なサッカーファンであったので、
せっかくイタリア行くんだから1試合くらい観戦しようという話になって、
知り合いにお願いして取ってもらった試合がオリンピコでのラツィオVSウディネーゼ
当時中田ヒデがローマにいて、何でローマ戦をじゃないの?とみんなには言われたのだが、
私やその友人のような人にとっては現地でサッカーさえみられればどんな試合でも正直いいわけで、
生ベロン、生ネスタ、生ミハイロビッチ、生マンチーニ(当然まだ現役)を楽しみにしてたわけです。


で、うろ覚えながら当時の試合のメンバーと内容を思いだしてみる。
ホーム:ラツィオ
GK:マルケジャーニ
DF:ネグロ、ネスタミハイロビッチ、ファヴァッリ(パンカーロかも)
MF:シメオネ(センシーニかも)、ネドベドセルジオ・コンセイソン、ベロン
FW:サラス、ラヴァネッリ
アウエー:ウディネーゼ(かなり怪しいですが…)
GK:トゥルチ
DF:ベルトットザンキ(ソッティルかも)、ガルゴ
MF:ジャンニケッダ、フィオーレ、ヨルゲンセン、ファン・デル・フェクトorビスガールド、ロカテッリ
FW:ソサ、ムッツィ
ラツィオのメンバーで現在もいる選手がほとんどいないのとは対照的に、ウディネーゼ
ジャンニケッダ、フィオーレ、ムッツィと現在のラツィオの選手(フィオーレは「元」だけど)がいるのが面白い。
席はホームスタンドのホーム側で、周りは日本人多数。日本人は集められてるのね、と思う。
試合前の練習から見てたのだが、ベーロンのロングパスの正確さに感嘆。まるで糸引くみたいだった。
あとは選手紹介時のアナウンサーがファーストネームを呼ぶと、観客がファミリーネームを呼ぶ、
例えば
アナウンサー:「アレッサンドロ」
観客:「ネスタ〜!」
というのを聞いて、ああ本場に来たのねという感じを受けました。


そうこうしているうちに試合開始。
試合は、終始ホームのラツィオペースで進み、前半半ばだったと(思う)
右サイドを駆け上がっって中に切れ込んだネグロが、右サイドで開いた選手(誰か忘れた)から
なぜかエリア内でフリーでパスを受けて、右足で狙い済ましたゴロのシュートを放ち、そのままゴール!
1年に1回くらいしか見られないネグロのゴールという貴重なものを見て、1−0で前半終了。
後半もラツィオペースで進む中、サラスがオフサイドくさく抜け出し、その1対1を決め2−0。
次の日のテレビニュースでは「これはオフサイドではないか疑惑」をさんざん流してましたね。
そして後半終了近く、ラバネッリに代わって(だったと思うけど)マンチーニ登場。
観客スタンディングオベーションで迎える。
また怪我が完治していなかったネスタが途中交代で引っ込む時も、同様に観客スタンディングオベーション
この2人は人気者なのだなあとつくづく実感しました。
そういう感じで「この試合は終了」モードになって、観客に一部も帰り始めた中で、
ムッツィが意地の一発をきめウディネーゼ1点返す。しかしながらすでに時遅し。
そのままラツィオが2−1で勝利を収めました。


あとにも先にも海外での生サッカー観戦はこの試合だけなのですが、非常に楽しかったですよ。
ローマの街は比較的治安が悪く、地下鉄でスリに遭ったり、
(ポケットに手を入れられたが、中に何も入っていないので舌打ちして行っちまいやがった)
テルミニ駅でジプシーこども軍団に追いかけられたりとかなり不安だったのですが、
スタジアムの治安は特に問題ありませんでした。スタジアム行きの満員トラムでも
スリに遭うというようなことはなかったですし。


以下余談
その晩ローマで泊まった宿で、私は夜中大声で寝言を言ったらしい。
本人には全く記憶がないのですが、友人たちが飛び起きるほどの大声だったらしい。
内容は「やりたんだよな、でもなー」というものらしい。
一体何がやりたかったんだかまったく分からないのですが、友人曰く、
「やりたいんだ、でもできないんだ、そういう弱気なところがおまえらしいと思った」とのこと。
今までの人生でBEST10に入るであろう恥ずかしい出来事でした。