セリエA第10節 フィオレンティーナVSインテル

いろいろと書きたいこともあるので、テレビ観戦したフィオレンティーナVSインテル戦の感想を中心に、
今日中に時間ができたときに書ければと思います。


というわけで定時が終わったので会社で更新。いや〜、ダメ社員ですな。
まずはフィオレンティーナVSインテル戦の感想から。
フィオレンティーナ(以下ヴィオラ)のホームアルテミオ・フランキで行われたこの一戦。
ホームヴィオラは前回4-0と大勝を収めたレッチェ戦と全く同じメンバー。中田ヒデも先発出場。
一方のインテルはGKはトルドが古巣相手に「顔見せ」の復帰。
CBはコルドバマテラッツィ、右SBにはゼ・マリアが入り、左SBにサネッティ
中盤はベロンが出場停止なので、カンビアッソザネッティのコンビ。
攻撃的な中盤はスタンコビッチファン・デル・メイデで、この二人は頻繁に左右入れ替わってた。
2トップはアドリアーノレコバヴィエリはベンチにも入らず。


その陣容で試合はスタートする。開始からホームのヴィオラインテルに対し中盤で強烈なプレスをかける。
中盤でプレスをかけてボールを奪い、裏へ走るミッコリへ長いパスを出そうという意図。
DFラインはあまり押し上げず、しっかりと相手の2トップを見る形を取る。前にいる中田、ヨルゲンセン
アリアッティも労を惜しまずプレスを掛け続け、ヴィオラが試合を支配した状態で進行する。
一方のインテルはとにかく中盤で球が収まらず、ボールが欲しいアドリアーノレコバ
中盤まで下がってきてしまうので、なかなかいい形でシュートまで行かない。
そんな中、コーナーキックを得たヴィオラは、ダイネリがミッコリのキックを頭で決めて先制。
ゲームを支配してる中できちんと1点が取れた。ヴィオラはその後も攻めつづけ、
惜しい場面も何度かあったものの結局追加点は奪えず1-0で前半終了。


後半に入るとさすがにヴィオラの各選手も疲れてきたのか、インテルがボールを持てるようになる。
そしてインテルは同点に追いつくべく、ファン・デル・メイデに代えてマルティンスを投入。
一方のヴィオラは、守備固めのためにヨルゲンセンに代えてウイファルシ投入。
同時にインテルレコバに代えエムレ投入し中盤を厚くしてボールを支配しようとする。
しかしヴィオラも中盤でオボドが獅子奮迅の働きを見せ展開は五分五分に。
さらにヴィオラは更なるカウンター狙いとして、走り回って疲れの見えるミッコリ
高さのあるファンティーニに代えるがこれが裏目。ファンティーニは攻撃の基点になれない。
そして後半35分、インテルコーナーキックからファーにすらしたボールにアドリアーノが詰めてついに同点。
その後インテルザネッティに代えてクルスを投入して点を取りに来るも、
スタンコビッチが審判に文句をつけて一発レッドで退場。あとはグダグダで試合終了。


ヴィオラは勝てる試合を勝ちきれなかった感じ、インテルは何とか1点とって追いついてよかったという感じです。
中田は悪くはなかったし、球もだいぶ回ってくるようになっているが、やはり得点の匂いがしないのは寂しい。
得点パターンがミッコリの裏抜けとセットプレーしかないというのもどうかと思う。
ヨルゲンセンも調子はいまいちに見えた。ミッコリは相変わらず調子よかったと思います。
あと何といってもオボド!間違いなく彼が今日の試合のマンオブザマッチ
中盤で相手のボールをカットしたかと思うと前線へ飛び出すという動きを90分休まず続けていた。
また地味ながらマレスカもきちんとボールを捌いていた。やはりこのチームは中盤のクオリティーは高い。
ディフェンスもこのところすごく安定している。しばらくこのメンバーで行くと思われる。
残念ながらウイファルシは控え。チェコ代表ではレギュラーでもセリエに慣れるまで時間が必要かな。
今後だが、しばらくするとリガノが復帰すると思うから、前線のターゲットマンとして彼は使いたい。
そうなるとミッコリは1段下がるわけで、中田、ヨルゲンセン、アリアッティの誰かが外れることになる。
今日の起用法を見るとヨルゲンセンということになるんだろうけど、私はウディネ時代からの彼のファンなので
そこは寂しいかな。でもアリアッティはキャプテンだし、監督は中田をすごく信頼しているように
見受けられたしね、まず中田に指示を伝えたりとか。


一方のインテル。相変わらず引き分け多い。でもそうなるのも分かる気がする。サッカーがグダグダです。
昨日はベロンがいなかったからかもしれないけど、中盤がない。あと前線からのプレスはないねえ。
まあアドリアーノレコバにそういう役割を求めるのもどうかと思うけど。
マンチーニラツィオでやってたサッカーをやりたいんだろうし、インテルラツィオ以上に
タレントがそろっていると思うんだけど、やはりチームとしてのまとまりに欠けるんでしょうね。
CLは違う国のチームと対戦するので、個々の才能の集合で打開することはできるんだろうけど、
イタリアの各対戦チームはインテルをかなり研究してくるだろうからね。
とにかく何人かけてもいいからアドリアーノを抑えろ、そしてそこへのパスコースを切れ、とそういうことです。
まあディフェンスラインについてはだいぶ安定してきたかなという感じはある。
コルドバだってマテラッツィだって能力は高いわけだし、ブルディッソも慣れてくれば、というところで。
サネッティの左SBはものすごくいただけないけど、他に人がいないからしょうがないのかなあ。