ナビスコカップ準決勝 名古屋グランパスエイトVS浦和レッズ

昨日も書きました通り、上記の試合の観戦に行って参りました。台風のおかげで日帰り弾丸ツアーになってしまいました。
結局出発は予定より1時間遅く朝7時。大丈夫かなと思ったけど高速道路は渋滞もなく快調で、お昼頃には名古屋到着。
新瑞橋のサンテラスという反則技を使い駐車場を確保し(ちなみに同じことを考えている車は多かったけど)、
瑞穂についたのがキックオフの1時間前。1時間前でもかなりの観客が集まっていた。特にアウエー側。
両チームのメンバー発表に続いて、以前紹介したガチャピン・ムック来場のイベント。どんなものかとひそかに興味津々だったが、
これがかなり寒め。子供達VSガチャピンのPK対決とかのほうが盛り上がったと思うけどな。


注目の両チームの先発は、名古屋はGKはオマーン行きの楢崎に代わり川島。3バックが右から井川、海本(慶)、古賀で秋田と角田はベンチ。
中盤はボランチクライトンと吉村、右に海本(幸)、左に中谷、トップ下中村直志といういつもの布陣。ベンチにはいつも通り岡山が控える。
FWはウエズレイが間に合わず、マルケスジョルジーニョのコンビ。浦和としてはウエズレイがいないのは助かる。
一方の浦和はGK:山岸、DF:アルパイ、トゥーリオ、ネネ、MF:啓太、酒井、永井、平川、山田、FW:達也、エメという予想通りの布陣。
サブは都築、ウッチー、堀之内、千島、岡野で久々岡野復帰。


試合のほうは、予想通りというかアウエーながら勢いで勝る浦和が積極的に攻め、
前半26分右サイド永井の素晴らしいドリブル突破からのクロスにエメルソンが頭で飛び込んで合わせ先制。
このときエメルソンが口の中を切りしばらくピッチ外で治療を受けていて、我々は何事かと少し慌てる。
このまま試合は浦和ペースで進み、前半33分に達也がループ気味のボレーを決め一点を追加して2-0。
名古屋はセットプレーで浦和ゴールビ迫るものの、いずれも単発的なものにとどまり、そのまま前半終了。浦和は2トップが1点ずつ決める理想的な展開。一方の名古屋は流れをつかめなかったため、
海本(幸)→角田、ジョルジーニョ→平林とメンバーチェンジを行い流れを変えようと試みる。
しかし、平林というのはどんな選手なのか知らなかったし、この試合中最後までどんな選手かわからなかった(爆)。
あと角田の右サイドっていうのもどうかと思った。SBならいざ知らず。負けてるなら投入するのは岡山だろ、と敵ながら思ったりしてました。
結局このあと後半12分浦和が達也のシュートで1点を追加してから、3枚目のカードとして岡山投入したしね。遅いよ。
と、後半早々に3-0となって浦和の選手に余裕が出てきたせいか、だんだんと名古屋がペースを握り始める。
前半から積極的にプレスをかけていったレッズの中盤の選手の疲労はピークを迎え、酒井に代え堀之内、山田に代え千島を投入。
それでも流れは名古屋で、中村直志のゴールが決まって名古屋1点を返す。浦和としては少しいやな感じがし始める。
その流れを吹き飛ばしたのが田中達也。ゴール前の混戦の中素晴らしいボールコントロールでDF3人をかわし、
その後はGKとの1VS1を冷静に決めて見事ハットトリック達成!!!最後は岡野登場で、「おかのぉ〜」コールも出来た。
そのまま試合は終了し、達也完全復活で文句ない4-1の完勝。相性の悪さも吹き飛ばしてくれました。
試合終了後に我々の後ろの席の女の子が言った、「東海地方で勝つのってほんと久しぶりじゃない?」という言葉に実感こもってました。


全体的に試合を振り返ってみると、結果を見れば浦和の決定力の高さが試合を決めたということになりますが、
湯浅さんエルゲラさんの言うように中盤高い位置からのプレスを積極的にかけ、
その位置でボールを奪う、もしくは奪えなくても前に出させないことで相手の思うように攻撃させない守備が効いてると思います。
チームとして得点が取れ勢いがあるからかもしれませんけど、FWは達也はもちろんエメルソンだって
後半30分くらいでもDFの前に立ってカットを狙う姿勢を見せたりと、チームとしての守備意識が高いのは素晴らしい。
また攻撃でも、サイドが低い位置でボールを持つとそれを追い越してボランチや前へ飛び出す、
トップ下の山田は広くサイドを使って動いてボールを受け、攻撃の起点となる、
というように攻撃においてもしっかりとフリーランニングをサボらないことでチャンスを作っていました。
その分選手たちの疲労は大きく、酒井、山田、永井といった選手は途中で足がつって交代ということになりました。
(酒井は大きな怪我ではなく足がつっただけのようです>エルゲラさん。私も現場で「×」が出たときはヒヤっとしましたが。)
そういう意味では交代で入った選手は物足りない。千島は前線での実効的なプレスと、左右に動いて攻撃の基点となる動き、
堀之内は高い位置からのプレス、というレギュラーの選手がこなしている役割をしっかり果たせないとレギュラーどころか
今後のベンチ入りも厳しいですね。このポジションには山瀬や長谷部といった本来レギュラーの選手もいるわけで。
まあ堀之内は3バックもこなせるので、サブとしては起用されていくとは思いますが。


このような大満足な試合の後に、名古屋名物味噌煮込みうどんを堪能して舌も満足し、
市営地下鉄の先日開業した区間にも乗車して私の個人的な趣味でも満足して、
何の問題もなく帰宅できるはずが、一緒に行った友人のトラブル(個人的なことなので詳しくは略)に巻き込まれ、家に着いたのはなんと午前4時。
夜中の2時にコンビニを探して住宅街を男2人で歩き回る羽目になるとは思いませんでした(笑)
道中ずっと運転をしてくださった友人はじめ一緒に行った方々、ともかくお疲れ様でした。
これからは体調を鑑み、このような弾丸ツアーはやめたいと思います。だってやっぱり今でも眠気がひどいもん。
これも全て台風のせいなんですよね。本来だったら9日に現地で一泊して結ったり観光しつつ帰ってくるはずだったのに。
まあとりあえずレッズが強さを見せ付けて勝ってくれたんで、それで万事はOKといえばOKなんですけど。