セリエA開幕

いよいよセリエAも開幕しまして、欧州の各国リーグがすべて開始されたことになります。
さてそのセリエA第1節ですが、試合結果はリンク先を見ていただくとして、少し感想をば。
土曜日に行われたミラノの2チームの試合はドローという結果。
アウエーだったから仕方ない感のあるインテルと、ホームで引き分けてしまったミラン
まあ前者は優勝を争う上ではアウエーとはいえキエーボクラスのチームには勝ちたかったけど、そう贅沢もいえない。
しかし後者は相当痛い。それもこれもジダのせい。あんたは一体何分で退場してるんやねん。さすがのミランも90分近く10人はきついです。
対戦相手に目を向けると、監督代わってどうなることかと思ったキエーボは、今年も結構やってくれそうですね。
昇格組のリヴォルノは、エースに実力者ルカレッリを擁しているので、この試合もそうだったように、他チームもてこずるんじゃないでしょうか。


日曜日の試合はユーベがアウエーを問題にせずブレシア相手に0-3で快勝。注目のズラタンも後半出場で早速ゴールです。
一方そのズラタンに代わって前半で退いたトレゼゲもゴール。カペッロにとっては早くもうれしい悩みかな?
対戦相手のブレシアはやはり「カリスマ」バッジョの抜けた穴が大きいのか?でもそれよりもごっそり変わった中盤、
特にマツザレム、ブリーギのように中盤でボールを捌ける選手がいなくなったのが原因と思うのですが。


その他注目のローマVSフィオレンティーナはホームのローマが勝利。この試合私もフジテレビで見ましたが、
前半早々にヴィオラはビアリがトッティをつかんで退場。あれはつかんでなかったら1点ものだからレッドは当然かな。
しかしあそこにパスを出すウイファルシが一番いけないと思うよ。確かに解説の風間氏言うようにウイファルシはまだフィットしていないね。
これで数的優位になったローマなのに、攻撃は変わらずトッティカッサーノ頼みで迫力不足。中盤もなぜか自重気味。
一方のヴィオラも、DFを固めないといけないので、前線で高さを生かし基点になっていたリガノを下げてしまって失敗。
代えるんだったらヨルゲンセンだったね、昨日の出来だと。結局後半頭にポルティージョに代えたんだし。
やはりヨルゲンセンもまだチームにフィットしてないですね。と注目の新加入選手がフィットしていないヴィオラですが、ミッコリだけは別。
相変わらずの弾丸FKに、鋭いドリブルからの抜け出しと間違いなくヴィオラの攻撃に中心になっていました。
両者ともに決め手を欠きそのまま終わると思われた前半終了間際、ゴール前で倒された際にデイフェンダーと小競り合いになったカッサーノが、
そのディフェンダーを突き倒してしまい一発レッド。これで10対10と人数的にはイーブンとなって前半終了。
後半はローマは左SBのカンデラに代えてモンテッラを投入してカッサーノのポジションに入れ、後ろを3バックに変更、
ヴィオラは上述のようにヨルゲンセンに代えてポルティージョを投入と、両チームとも攻めに出た。
最初にペースをつかんだのはヴィオラで、コーナーキックから再三ローマゴールを脅かすものの、ペリッツォーリメクセスに阻まれ得点できず。
そうこうしてるうちにデ・ロッシのスルー気味の左サイドへのフィードに反応し抜け出したモンテッラが、
飛び出したキーパーの頭を超えるゴールを決めローマ先制。さすがに出ると仕事をする男の本領発揮です。
昨シーズンは不調でしたが、今シーズンは以前のモンテッラのような活躍を期待させる点でした。
その後はローマは疲れの見えるデ・ロッシトッティを下げるなどして特に見せ場はなく、そのまま1−0で試合終了。


ヴィオラは今日は中田は出ていなかったんですが、退場があったこともあり、中田をどこで使うかいまいち見えなかったですね。
昨日のような3-4-3だと使う場所はないですな。CMFはオボドとマレスカで問題なさそうだし、ミッコリと並べてリガノの下に置くのなら、
ヨルゲンセンのほうがいいでしょうし。3-4-1-2のトップ下かねえ?でもそうするとヨルゲンセンはどこで使うのかなあ?
アウトサイド?でも3バックの中盤アウトサイドの選手ではないですよね、ヨルゲンセンは。
いずれにしても選手の駒はそろっているので、それをどう生かすかは監督の手腕が問われてきますね。
一方のローマはさすがに攻撃陣がトッティカッサーノだけではつらいですよね。デ・ロッシはそこまで攻めに加われず、絶対にあと1枚は必要。
そうなると昨日の後半のように3バックにするか、4バックのままで中盤一人削って、モンテッラもしくはミドを入れるんでしょうね。
Loose Blogさんでは前者の3バックをお勧めしてましたが、私は右にパヌッチ、左にキブの4バックの後者がいいかなと思います。
削る1枚の中盤は調子と対戦相手によって使い分けるのかなあ。ペロッタ、ダクール、デ・ロッシとみんな外しにくいけど、
いずれにしろみんな中盤センターの選手なので、3人使うとサイドの攻撃は右のマンシーニに偏っちゃうし、
カッサーノが左サイドに流れるので、その際はゴール前がトッティだけになってしまうのはさすがにつらいですからね。


最後に日本人関係のチームを中心に。中村俊輔はフル出場しましたが、ホームでウディネ相手にスコアレスドロー
今季もレッジーナは降格争いをしていくのは間違いないかな、厳しいけど。詳しい戦評は蹴閑ガゼッタさんをご覧下さい。
一方メッシーナの柳沢は出場しませんでした、チームはアウエーでパルマ相手にスコアレスドロー
こちらは同じスコアレスドローでもアウエーだから価値ある引き分け。こういう守りに入る展開だと、FWは出番なくなっちゃうよね。
パルマジラルディーノが不発。さすがにオリンピックにW杯予選にと少々お疲れ気味でなんでしょうか。
主力抜けまくりのラツィオですが、サンプドリア相手にアウエーで勝利。
アントニオーリが一発退場になってしまい、それで得たPKをディ・カーニオが決めてそのまま1-0で勝利。
もはや戦力的にはそう大差ない両者ですが、ラツィオは死んでいないことを証明してくれました。


長くなりましたがとりあえず。
昼過ぎたらその他の国についても感想アップします。


と思ったら、もう5時か。さすがに午後の仕事中の内職は無理でした。まあ上のエントリーは午前中の内職なんだけど(爆)。
しばらく経ったらアップします。