UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦

第1日の結果
第2日の結果
今週のミッドウィークの最大の注目でしたチャンピオンズリーグの準々決勝。
昨日は本職の休日振替の関係で午前中にお休みを頂いたし、
珍しく地上波で生中継することもあって、リバプールVSユベントスアンフィールドを見ました。
その感想を書こうと思ったのですが、いたさんsounoさんencyclopectorさんといった方々が
分かりやすい観戦記をUPされているのでこちらはちょっと気が引けてました。
とはいえ、テレビも含めみた試合の感想をまとめるのは義務にしてるのでやります。


第二戦のことを考えると、ホームアンフィールドでは勝利が必須のリバプール
攻撃陣中心にけが人続出のため、GKは若いカーソン(デュデクはベンチ)、
DFは右からフィナン、キャラガー、ヒーピア、トラオレ
MFも同じく、ルイス・ガルシア、ビスチャン、ジェラード、リーセ、
セカンドトップにル・タレク、トップにバロシュという陣容。
しかしル・タレクの先発は驚き。
ヌニェス右サイド先発でルイス・ガルシアセカンドトップだと思ってましたし。
その他ベンチにはスミチェルや怪我は完治していないがシャビ・アロンソも入る。
ハマン、キューウェル、シセ、そしてカップタイドのモリエンテスペジェグリーノはベンチ外。
一方のユーベは中盤にブラージが復帰。そしてネドベドも帰ってきました。
タッキナルディレアル・マドリー戦でロナウドを道連れに生贄になった(笑)ので出場停止。
2トップはアレックスとズラタントレゼゲはベンチスタートです。
その他はブッフォン、ゼビナ、テュラムカンナバーロザンブロッタ
エメルソン、カモラネージといつものメンバーという感じ。


試合は序盤は予想通りリバプールのペースで始まる。
ユーベは週末の試合がローマ法王逝去の関係で中止になったせいか、試合に慣れてない感じで
選手の動きが悪く、スリッピーなピッチに足を取られたりと落ち着かない。
開始直後はエメルソンが思いっきりこけて、相手にボールを奪われ、
そのままバロシュにシュートを許すという場面もあった。
そんな中で開始10分。リバプールの右サイドのコーナーキック
ジェラードがニアに蹴ったボールをルイス・ガルシアがすらし、
逆サイドフリーで待ってたヒーピアが、左足できれいにボレーで決めて先制。
なぜそこでヒーピアがフリーやねん、という感じで、
これはマークにつくはずのゼビナとテュラムがついていなかったというのミスでした。
とにかくこの場面でもそうだったのですが、序盤はユーベのディフェンスが
きちんと相手を捕まえきれてない事が多かったし、
自陣ゴール前でもテュラムカンナバーロまでもなんか慌ててる感じでどうにもいけてない。
解説の清水氏も指摘してたけど、とにかく試合が「プレミアペース」で展開が速く、
それにユーベが乗り切れなかったということが大きいと思います。
カペッロ曰く「うちは前半30分までは寝ていた」と。確かにその通り。
当然リバプールはその機に乗じて攻めるわけですが、その姿勢は見事結実。
前半25分に右サイドに流れたル・タレクからのセンタリングを
ゴール正面バイタルエリアにいたルイス・ガルシアが左足のボレーで振りぬき、
ドロップしたボールはそのままゴールに吸い込まれました。
まさにスーパーゴール。さすがのブッフォンもどうすることもできません。
ユーベも反撃を試み、デルピエロが惜しいシーンを迎えるものの、
これはカーソンがスーパーセーブで防ぐ。
さらにカモラネージ(だったと思う)からのクロスを頭であわせたデルピエロのシュートは
ゴールに吸い込まれたが、オフサイドの判定でノーゴール。
リプレイを見たダバディ*1が「これオフサイドじゃないですね」というくらい微妙だったが。
前半はこのままリバプールペースで進み、2−0で前半終了。
リバプールとしてはまさに狙いどおりだが、欲を言えばもう一点欲しかったか。


ディフェンス修正必須のユーベは後半開始時に、ジェラードはじめ相手の中盤をつかまえられず
機能していなかったブラージを下げ、同じポジションにベテランペソットを投入。
これで流れが変わったか、前半飛ばしすぎてリバプールが疲れたか、
後半は一転してユーベペース。特にリバプールDFラインの下がり方が異常。
エリア前に7人くらいいたりして。で、さすがにそういうところを見るのに長けたカペッロは、
デルピエロに代えてトレゼゲ投入。攻めの姿勢を見せます。
その直後、コーナーキックの流れから、ザンブロッタが左サイドから上げたクロスに、
ファーサイドカンナバーロがジャンプ一番ジャンピングヘッドを叩きつけ、それがゴール。
確かにカーソンは取れないこともなかったけど、あれはGKを責めるのは酷な気もする。
それよりも相変わらずカンナバーロのジャンプ力はすごいよね、身長高くないのに。
ユーベは貴重なアウエーゴールを獲得した。
一方のリバプールは相変わらず青息吐息で、選手交代をしたくてもベンチに人材が少なく、
バロシュとル・タレクに代えて、ヌニェスとスミチェルを投入するのが精一杯。
とはいえユーベも無理には攻めず、最後の最後でオリベイラサラジェタを投入するのかな
と思っていたら緊急事態発生。自陣ゴールのディフェンス時の腿を痛めたゼビナが
交代を余儀なくされる。入ったのはモンテーロおじさん(失礼)。
彼は左CBに入り、カンナバーロが右SBに回る。テュラムがサイドじゃないんだ、と思った。
で、試合はこのまま終了。スコアは2−1。


結果的にユーベが有利になったと思います。アウエーゴールが効いてて、
デッレ・アルピでの第2戦は1−0でいいんだから、お得意の(笑)。
ただゼビナの離脱は長期になりそうなのは不安材料。代役いる?
モンテーロじゃスピード不安だよね。バロシュといいルイス・ガルシアといい
リバプールの前線にはスピードのある人がそろってるからね。
一方のリバプールは次戦はアウエーとはいえまだ2−1で勝ってるわけだし、
けが人も戻ってくるでしょ。特にシャビ・アロンソが戻ってくればこれは大きいでしょうねえ。
でも次戦は地上波放送なし(泣)。っていうかおまえも、スカパー入れと(笑)
でも来週は午前半休とかそういうことはできないので、それはそれでいいのかな。
でも正直、今日の早朝も地上波で放映して欲しかった、チェルシーVSバイエルン
予想以上に点の入る試合になったようですが。ただ最後のPKは余計だが。

*1:実況青嶋達也、解説清水秀彦、ゲストフローラン・ダバディという陣容