EURO2004 GroupA

今大会最初に「やってしまった」国は、スペインでした。攻撃陣を中心に前評判は高かったのですが、
結果として3試合で2点しか取れず敗退してしまいました。主な原因としては、やはり選手起用でしょうか。
いろいろなところで指摘されていましたが、特に昨日の試合、なぜ先発がフェルナンド・トーレスなのか、
結局バレロンを投入しなかったのはなぜか、そもそもDFのバックアッパーが多すぎたのではないか、
レジェスやミスタのような選手を選出すべきではなかったのか、といろいろあります。
ともかくラウルの不調に代表される得点力不足が全てでしょう。
一方のポルトガルは、1戦目の敗北がいい機会になったのか、コウト、ルイ・コスタといった重鎮を先発から外し、
デコ、リカルド・カルバーニョといったポルト勢を起用したことが当たりました。
あくまでラウルにこだわったスペインとの差が最終的に出ましたかね。
ポルトガルパウレタにもそこまでこだわらず、結果として投入したヌーノ・ゴメスが仕事をしました。
そうは言ってもパウレタの絶不調ぶりは、これから先非常に心配なのですけどね。


あと、ギリシャがまさかの敗北。ほぼ決勝トーナメント進出が見えて、気が抜けてたんでしょうか。
まあロシアにも意地というものがあったのでしょう。でもギリシャは負けたとはいえ、
1点を取ったことで決勝トーナメント進出を果たすことが出来ました。


で、今回話題になったのが、同勝ち点で並んだ時の決勝トーナメント進出決定の方法。
こちらの大住さんのコラムに記述があるとおり、

  • 〓、当該チーム(同勝ち点のチーム)同士の対戦での勝ち点。
  • 〓、当該チーム同士の対戦での得失点差。
  • 〓、当該チーム同士の対戦での総得点。
  • 〓、1次リーグ3試合の得失点差。
  • 〓、1次リーグ3試合の総得点。

となっております。W杯でも一緒なんだそうですが。で、今回は最終順位はこのようになり、
ギリシャとスペインは当該チーム同士の得失点差で並びましたが、
総得点がギリシャのほうが多いので、ギリシャが決勝トーナメント進出を果たしたわけです。


同じように厄介なのがGroupC →順位表
スウェーデンVSデンマークは、勝利チームが無条件で決勝トーナメント進出で、その場合イタリアも勝利すれば、
得失点にかかわらず、決勝トーナメント進出。問題なのがスウェーデンVSデンマークが引き分けた時。
スウェーデンは引き分けならば無条件で決勝トーナメント進出が決まります。
0-0の場合は、イタリアが得失点かかわらず勝利すれば、イタリアが進出でデンマーク敗退。(〓適用)
1-1の場合はイタリアが3点差以上で勝てばイタリア進出でデンマーク敗退。(〓まで同じなので〓が適用)
2-2の場合はイタリアは決勝トーナメント進出が不可能になります(〓適用)。
むずかしいっす…。